『旧唐書・李元紅伝』の原文と翻訳。李元紅の祖先は華州出身。

旧唐書

オリジナル：

李元紅は華州の出身で、彼の先祖は万年の間、荊昭に住んでいた。袁洪は幼い頃から慎重で正直な性格だった。彼は当初荊州の武官を務め、後に雍州の家臣に転じた。当時、太平公主は石臼をめぐって寺と争っていました。公主は権力を握っており、役人たちは皆彼女の承認を切望していたため、袁洪は石臼を寺に返すことにしました。竇懐正は永州の司令官であった。彼は太平天国の事態を非常に恐れ、袁洪に決定を変えるよう促した。袁洪が判決書に署名した後、彼は「南山は変わるかもしれないが、この判決は揺るがない」と言った。彼は自分の誠実さを主張し、懐正は考えを変えることができなかった。彼はすぐに郝之の知事に転じ、その後、潤州の司馬に就任し、行く先々で大きな成果をあげました。開元の初めに三度目の万年県への転任となったが、税や労役は公平で、厳格にならずに政務を執った。彼はすぐに景昭院に昇進し、その後すぐに袁洪に三州の情勢を検討するよう命じる勅令が出された。さまざまな王子、公爵、高官の一族が運河沿いに溝を掘り、水田を荒らした。袁洪は官吏に命じて溝をすべて破壊させ、民衆は大きな利益を得た。

彼はまた、公共事業省、陸軍省、人事省の副大臣も務めた。 13年、税務部の副大臣であった楊延と白智深は財政管理の失敗により職を失い、二人とも地方知事に派遣された。皇帝は宰相以下各大臣に、歳入大臣にふさわしい人物を慎重に選ぶよう命じた。彼らの多くは歳入大臣に任命されようとしていた袁弘を推薦した。しかし、当時の官僚は袁弘が昇進するには若すぎると考え、彼を中大夫に昇進させ、歳入副大臣に任命した。袁洪は人民の利益と現在の政治の損得について報告し、皇帝は大いに喜び、衣服一式と絹200枚を与えた。翌年、彼は事務局長および事務局共同責任者に昇進した。その後すぐに、彼は銀清光禄大夫に昇進し、清水人の称号を授けられました。

袁洪は質素で倹約的な人でした。彼は政務を理解した後、競争心をいくらか抑え、出世を熱望する者たちはそれを非常に恐れた。当時、首都の官有農地は廃止され、穀倉を補充するために関羽に駐屯地を設けることを提案する者もいた。袁洪は「軍と国家は異なり、国内外の制度も異なる。内陸部に駐屯地を設けるのは歴史上前例のないことだ。利益で損失を補えないのであれば、得策ではないかもしれない」と提案し、議論は中止された。

袁洪は長年政務に就いていたが、一度も家を移すことはなかった。召使や馬はみすぼらしいものだったが、一度も改築することはなかった。受け取った贈り物はすべて親族に分配した。宋景右宰相はかつて彼を賞賛し、よく他人に言った。「李大臣は才能のある宋瑶を昇進させ、貪欲でうぬぼれの強い劉煌を罷免して宰相にした。彼の家には蓄えがなかったのに、紀文子の徳がどうして彼に勝ることができようか。」 21年、彼は病気から回復し、太子の秘書に任命されました。彼は10日後に亡くなりました。彼は太子の師範の称号を与えられ、死後、文忠と名付けられました。

翻訳：

李元紅の先祖は華州出身で、数千年にわたって荊昭に住んでいた。

李元紅は若い頃は慎重で正直な性格だった。彼は最初荊州の司兵を務め、その後何度か雍州の司虎に昇進した。当時、太平公主は水車をめぐって仏教寺院と争っていました。公主は寵愛を受け、絶対的な権力を握っていたため、役人たちは皆、公主の機嫌を取ろうとしていました。しかし、李元紅は水車を仏教寺院に返還することを決定しました。竇懐正は永州の宰相であった。彼は太平公主の権力を特に恐れ、急いで李元紅に判決を変更するよう命じた。李元先は判決後に「南山は動揺したかもしれないが、この判決は揺るがすことはできない」と書いた。結局、竇懐正は公平で、屈服しなかった。判決を変更することはできなかった。彼はすぐに郝之の知事に任命され、後には潤州の司馬に昇進し、就任した場所のどこでも評判が良く、政治的に優れた業績を残しました。開元の初期、彼は万年県知事に3度昇進し、厳しく厳格にならず、穏やかに国を治めた。すぐに彼は景昭院に昇進し、その後、勅令により李元洪は三府運河の岸を整備し浚渫するよう命じられた。当時、諸侯や貴族は運河沿いに水車を建て、水田の妨げとなっていた。李元洪は官吏に命じて水車を全て破壊させ、民衆は大きな利益を得た。

李元紅は工部、陸軍、人事の各省の副大臣も務めた。 13年、税務部の副大臣であった楊厳と白智深が不適切な財政管理の罪で有罪判決を受け、両名とも省知事に任命された。皇帝は宰相と大臣に、税務部を担当できる人物を選ぶよう命じた。多くの人が李元紅を推薦した。皇帝は李元紅を税務部大臣に任命しようとしたが、当時の宰相は彼に経験が少なく、官職を与えるのは不適切だと考え、彼を中大夫に昇進させ、税務部副大臣に任命した。そこで李元洪は人民の利益と現在の政治の損得を列挙した嘆願書を提出した。皇帝は非常に喜んで、衣服一式と絹200枚を与えた。翌年、李元紅は中書士郎、通中門下平章士に昇進した。すぐに彼は陰清光禄大夫に昇進し、清水人の称号を授けられました。

李元紅は正直で質素な人でした。宰相になってからは、名誉や富の追求を控えるようになりました。出世を求める人たちは彼をとても恐れていました。当時、北京の官吏の官圃が廃止されたばかりで、誰かが関羽に穀物倉庫として使える軍用農場を設立することを提案した。李元芳は「軍事は国家の事務とは異なり、内陸と国境の制度も異なる。内陸に軍農場を設置することは古来から行われておらず、利益が損失を上回らないため、うまくいかないのではないか」と提案した。こうして、関羽に軍農場を設置するという提案は中止された。

李元紅は長年宰相を務めたが、新しい住居に移ることはなかった。仕事で使っていた馬車や馬は古くて弱々しく、すり減っていたが、装飾品は取り替えなかった。受け取った褒賞はすべて親族に分配された。宋景右宰相はかつてこれを賞賛し、よく他人に言った。「李大臣は宋堯のような才能ある人物を推薦し、劉煌のような悪徳官吏を罷免した。彼は宰相になったが、家庭には蓄えがなかった。紀文子の徳でさえこれに勝ることはできない！」21年に彼は病気から回復し、太子の秘書に任命された。彼は10日後に亡くなった。彼は死後、太子の位と文忠の諡号を授けられた。