東晋の葛洪著『包朴子』内章 長宣全文と翻訳と注釈

『包朴子』は晋の葛洪によって書かれた。包埔（[bào pǔ]）は道教の用語です。その由来は『老子』の「素朴で正直で、利己的な欲望を少なくせよ」にあります。 『包朴子』には内外の巻があり、内巻では呼吸法、護符、仙人の統治などを論じており、純粋に道教の言葉である。外巻では、現在の政治の損得、人事の長所と短所を論じており、言葉と意味が明確で広範であり、有名な理論が豊富である。この本の本質は、黄老に基づいていることであり、世界でも有​​数の道教の書物とみなされています。それでは、次の興味深い歴史編集者が、張玄の内章について詳しく紹介しますので、見てみましょう。

保朴子は言った。「神秘は自然の起源であり、万物の根源である。それは深遠であるから微妙と称され、それは遠大であるから不思議と称される。その高さは九つの天を覆い、その広大さは八つの隅を覆う。それは太陽や月のように明るく、稲妻のように速い。時にはそれは閃いて消え、時には星のように漂い流れ、時には深く澄んだ海に波立ち、時には雲のように浮かぶ。それは兆候のために存在し、沈黙のために無になる。それは深く暗い海に沈み、星の上に浮かぶ。それは金や石のように硬く、空のように澄んでいる。」柔和を待つことはできない。四角いが整わず、丸いが整わず。どこから来たのか誰も見ることができず、どこへ行くのか誰もつかむことができない。乾はそれゆえに高く、坤はそれゆえに低く、雲はそれゆえに動き、雨はそれゆえに降る。それは本来の胚であり、二つの原理を投げかける。大元を吸い込み、吐き出し、あらゆるものをかき回す。四、七回転し、荒を完成させ、気を抑え、四気を吹き出す。暗く静かで、ゆったりと輝いている。濁りを抑え、澄みを促進する。河川と渭川の重さを量る。加えても溢れず、取っても不足せず、与えても栄えず、取っても枯渇しない。故に神秘があるところにはその喜びは無限である。神秘がなくなったところに、楽器は磨耗し、精神は失われます。 五声八声、澄んだ商と流れる鄭は、聴覚を損なうものです。 明るく華やかで、華やかでまばゆいものは、視力を傷つけるものです。 宴会とレジャー、澄んだ酒と香りのよい酒は、性生活を乱交させるものです。 誘惑的で魅力的な外見、化粧と品質は、生命を破壊するものです。 神秘の道だけが永遠に一緒にいることができます。 神秘の道を知らない人は、一目見ることは生死の神器であり、唇は上昇と下降の鍵であり、豪華なパビリオンは雲と雨を見下ろし、藻の部屋は色とりどりで緑です。 カーテンは霧で、シルクのカーテンは雲です。 西洋の髪はアイドルルームにセットされ、金の杯が交換されます。 、澄んだ弦が騒々しく合唱し、鄭舞が揺れて柔らかく、悲しげな笛が雲に舞い上がり、羽根傘が波紋に浮かび、蘭の森で香りのよい花を摘み、真珠の池で赤い花と遊び、険しい山を登り、遠くを見て百の悩みを忘れ、深淵に向き合い、下を見て朝の飢えを忘れ、千戸の宴会に入り、紅輪の華やかな儀式に出かける。しかし、喜びが極まると悲しみが集まり、満ち足りると喪失感があります。そのため、歌が終わるとため息が出て、宴が終わると心が悲しくなります。理性と状況の呼び声は影響力の帰還のようなもので、借り物で本物ではないので、物事は過ぎ去ると失われるようです。

妙道は内より得て、外より保ち、気で使い、道具で忘れる。これが妙道を考える鍵である。それを手に入れた者は高貴であり、黄色い斧の力を必要としません。それを理解する人は、入手困難な品物を必要とせずに豊かになれます。それは登れないほど高く、測り知れないほど深い。流れる光に乗り、舞い上がる風景を追い、六つの虚空を飛び越え、貫き、溶けていく。最も高いところから来て、最も低いところに入る。広大な門をくぐり、人里離れた荒野をさまよう。トランス状態の中でさまよい、自由で気楽な様子。雲の中の九花を飲み込み、丹霞の中の六気を噛む。広大な中をさまよい、大空を舞い、曲がりくねった虹を踏み、渦を踏む、これこそが達成した者だ。

次は、心から満足することです。満足している人は、贅沢な生活を送り、山や森の美しさを楽しむことができます。謙虚な人々の間で鳳凰や龍の翼を飛ばし、この謙虚な家で偉大な精神を育みましょう。絹糸やロープは、龍の紋章の素晴らしさと交換するために使われるものではありません。彼は杖とステッキを背負っていたが、それをラクダと四頭の馬のいる宿場と交換することはできなかった。松山の夜の光を隠し、他の山からの攻撃を避けます。鱗と鎧は、穿孔と焼却の災厄を避けるために暗い深淵に沈んでいきます。いつ止まるか、いつ動くかを知っていれば、不足することは決してありません。明るい朝顔を捨てて、迷走車が走る危険な道を避けてください。青い崖のゆったりとした空間で歌い、吠え、すべてのものは塵と化す。美しくふっくらとした枝の下で、赤い扉はロープの蝶番に変わっていました。畑で鋤を握っている旗は、鞭を持っているように見えます。お茶をすすったり、湧き水でうがいをしたり、タイラオは山菜と同じです。ティルスは、何もしない場所に何よりも喜びを感じ、争いのない場所では富める者も貧しい者も平等に扱うことを喜びとしています。純粋でシンプルになり、欲望や心配事から解放され、完全に真実で空虚になり、シンプルな生活を送り、シンプルな生活を楽しんでください。それは広大かつ雄大で、完璧であると同時に自然です。それは広大で無限であり、自然の創造と完全に調和しています。暗いようで明るいよう、濁っているようで澄んでいるよう、遅いようで速いよう、衰えているようで満ちているよう。どうして私は屍僧侶の席を放棄し、棟梁の地位を放棄し、無知な料理人の代わりに酒と料理のテーブルをまたぎ、手を負傷した労働者を助けるためにロープと定規を放棄する気になれるだろうか？臭いネズミの些細なことに悩むのではなく、平凡な人間の喜びや悲しみを共有しましょう。彼は世間からの賞賛を好まないし、同様の批判を恐れることもない。外部の物事がその本質を乱すことを許さず、利益や害がその純粋さを汚すことを許さない。したがって、貧困、富、極端な高貴さは彼を誘惑するのに十分ではなく、他に何が彼を喜ばせることができるでしょうか？まっすぐなナイフや沸騰した大釜は彼を奪うのに十分ではなく、どのような中傷や批判が彼を苦しめるでしょうか？彼は常にすべての問題に無関心であり、物事に巻き込まれたことはありません。

隋の珠を持って雀を射たり、秦の痔をなめて馬車に付けたり、腐った絹を登って巣を探ったり、魯梁で泳いで魚を捕まえたりすると、朝は孤独な人の客となり、夜は狐や鳥の残骸となる。建物の柱は曲がり、倒れ、建物は立ち上がることができません。これは、世界中の人々が達成しようと努力していることですが、成功した人々は落胆し、惨めな気持ちになります。したがって、最も熟達した人は、Shaoxia を黙らせ、優雅な態度を隠します。 。彼は5つの都市の廃墟に6つの翼を広げ、葦を口にくわえた警備員たちを煩わせなかった。彼は鱗と角を使われていない場所に隠し、曲がった洞窟の準備に頼りません。下を見れば、傲慢の叫びはなく、上を見れば、高揚の後悔はない。それがいかに遠く、遠いか、誰も理解しないのだ！」

内部章·翻訳：張玄

包朴子は言った：玄道は自然の祖先であり、万物の根源である。それはとても深く神秘的であるため「ミクロ」と呼ばれ、とても遠く広大なため「素晴らしい」と呼ばれます。妙道の高遠さは、九つの天を覆う高い冠のようであり、妙道の広大さは、四方八方を覆う巨大な檻のようである。それは太陽や月よりも明るく、稲妻よりも速いです。時にはそれは、浮かぶ光と影のようにきらめき、時にはそれは、流れ落ちる流星のように漂い、時にはそれは、澄んだ深淵のように波立ち、時にはそれは、浮かぶ雲のように飛び去ります。神秘的な道は、世界のあらゆるものに付随しているため「存在」として現れることもあり、また深く静かなところに宿っているため「非存在」に変わることもあります。大幽国に落ちれば下へ沈み、北極星を越えれば上へ泳ぎ上がる。最も硬い金や石でさえもそれほど強くはなく、最も濃い露でさえもそれほど優しくはありません。四角いと言われていますが、定規で測ることはできません。丸いと言われていますが、コンパスで測ることはできません。それが来るときは見えず、去るときは追いかけることもできない。空はそれゆえに高く、地はそれゆえに深く、雲はそれゆえに浮かび、雨はそれゆえに降る。太古の気を養い、天地を造り、原初を育み、万物を精錬する。星を巡り、混沌を育み、仕組みを司り、四季の天候をかき乱す。無関心で平穏な願望を内包し、生き生きとした激しい感情を表現する。神秘の道は、汚濁を抑制し、清澄を促進し、黄河を増減させ、渭河を増減させることができる。お金を加えても、溢れているようには見えず、お金を使い果たしても、貧乏そうには見えず、お金を与えても、元気そうには見えず、お金を奪っても、やつれて見えません。したがって、神秘の道があるところには喜びは無限であり、神秘の道がないところには精神は壊れて消えてしまいます。五声八声、清涼感のある商音、滑らかな志音は、正しさを損なう元凶です。明るい色彩とまばゆい輝きは、聴力を損なう原因となるようです。心地よい宴会、楽しい集まり、清らかなワイン、香り高い酒は、自然を乱す毒物です。魅惑的な容姿、魅力的な体型、化粧、そして色白の美しさは、人生を切り裂く斧です。道を達成した者だけが神秘の道とともに永遠に生きることができます。神秘の道を知らない者は、たとえ振り返ったとしても、生死の仕組みを破ることになる。たとえ唇を動かしただけでも、上昇と下降のボタンに触れることになる。壮大なテラスやパビリオンが空高くそびえ立ち、豪華な家々が交互に配置されています。豪華なカーテンは薄い霧のように見え、錦の刺繍が施されたカーテンは色とりどりの雲のようでした。一方、西施と毛強は、金色の杯が鳴り、色とりどりの花が飛び交う中、空っぽの部屋に二人きりでいた。優雅な弦楽器と竹楽器の音楽は大きく響き渡り、淫らなダンスのステップは混沌としていて非常に混乱を招きました。悲しげな笛の音が赤い雲に響き、緑の羽根のカーテンが緑の波に浮かぶ。蘭林宮の庭園で香りのよい花を摘み、吉祥宮の湖で緑豊かな赤い花を楽しみましょう。高く登って遠くを見れば、悩み事はすべて忘れられる。枝やつるを拾えば、朝の空腹を満たすことができる。宴会や集まりのために家に入ると、何千もの彫刻が施された扉が光と色彩に満ち、外に出るときには馬が駆け抜け、赤い車輪の馬車の前にいる儀式用の衛兵が荘厳です。しかし、幸福が限界に達すると悲しみが訪れ、満ち足りた気分が頂点に達すると喪失が訪れます。ですから、楽しい歌が終われば嘆きが起こり、楽しい宴が終われば悲しみが起こります。これは、影と形、反響と叫びが常に互いに伴い、決して分離しないように、自然法則の必然的な流れです。そういった喜びは、もともと幻想的で非現実的なものなので、状況によって感情が変化し、最終的には喪失感につながるのは避けられません。

神秘の道は内から得て、外から維持する。神秘の道を上手に使う者は精神を自由に表現できるが、神秘の道を忘れた者は形式に縛られるだけである。これが、神秘の道を真に極める方法を考える上での最大の秘訣です。神秘の道を真に極めた者は高貴な者となり、自分の力を誇示するために黄色い斧を使う必要がなくなります。神秘の道を理解した者は裕福となり、自分の富を誇示するために珍しい宝物に頼る必要がなくなります。本当に悟りを開いた人は、到達不可能であり、計り知れない存在です。彼は流れる光を操り、飛ぶ影を鞭打ち、浮き沈みを超越し、広大な宇宙を貫くことができる。それは無限の高さ、そして冥界の深さまで到達することができます。無限に続く戸口を通り抜け、暗く神秘的な環境をさまよいます。混乱とトランス状態の中で自由にさまよい、霞と霧の状態の中でさまよい、雲の中で太陽と月の精気を吸い、赤い輝きの中で天と地の生命力を噛み締める。目に見えず、跡形もなくさまよい、目に見えず、聞こえない中を舞い上がり、曲がりくねった虹を踏み、北斗七星の上に立つ。これは、神秘の道を真に極めた者が到達する領域です。

次に良いのは、本当に満足している人です。そのような人は、世間に利用されずに身を隠し、山や森の中で時を待つことができます。彼は鳳凰や龍のように翼をたたみ、粗末な茅葺き屋根の家に住みながら、謙虚な姿勢で高潔な精神を培っていました。彼は、輝かしい龍のローブと交換するよりも、むしろぼろぼろの服を着て腰にわら縄を巻くことを好みます。彼は、馬車が絶えず通る道を選ぶよりも、背中に重い荷物を背負って竹の棒を杖にして歩くことを選んだ。他の山の石に削られないように、光る玉を山の中に隠します。掘削や焼却による被害を避けるために、亀の甲羅を深い池に沈めます。自分の行動と静けさをコントロールする方法を知っていれば、何をするにも成功するでしょう。明るい朝の花をあきらめて、車が横転する可能性のある危険な道を避けてください。バスは緑の崖の上から叫びながら、すべてが塵と空気に変わるのを見守っています。深い森に行って自分を磨き、裕福な家族が貧困に陥るのを見てください。軍事力を持ち、農具を持って畑仕事をする将軍は、鞭を持った奴隷のように蔑まれていた。彼らは粗い米を食べ、湧き水を飲み、牛肉、羊肉、豚肉などの珍味を山菜や粗食とみなしています。冷静で落ち着いて、「無為」の雰囲気の中で幸福を楽しみ、「無争」の精神状態で満足し、高貴な者と卑しい者を混乱させます。彼は穏やかで、素朴で、貪欲がなく、悲しみがなく、誠実で、外的なことに無関心で、平凡な場所に住み、無関心な趣味を持っています。オープンで正直であり、深遠で神秘的な道のように自然でありましょう。広大かつ無限であり、天地の自然と暗黙の了解に達します。暗いようでもあり、明るいようでもある。濁っているようでもあり、澄んでいるようでもある。遅いようでもあり、速いようでもある。失われているようでもあり、溢れているようでもある。どうして主祭司の身分、棟梁の地位を捨てて、酒や料理を超えて無知な料理人の代わりをしたり、ロープやコンパスを捨てて手を負傷した労働者を助けたりできるのでしょうか。臭いネズミのような取るに足らない利益のために、普通の人のように喜んだり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりしてはいけません。誇り高く世間の賞賛を好まず、冷静に世間の否定的なコメントを恐れない。彼の真実で素朴な精神は物質的なものによって乱されることはなく、彼の純粋な心は利害関係によって汚されることもありません。莫大な富と目立つ地位だけでは彼を誘惑できないのに、他の名声や幸運でどうして彼を幸せにできるのでしょうか?鋭い刃物や沸騰した鍋は彼を脅かすのに十分ではありません。誹謗中傷がどうして彼を不安にさせ、不安にさせるのでしょうか。彼は常に困難に無関心であり、外部の物事に巻き込まれたことはありません。

彼は隋后の珠で鳥を射たり、秦王の痔を舐めて馬車を手に入れたり、枯れ枝に登って鳥の巣を掘り出したり、荒れ狂う呂梁河で魚やエビを釣ったりした。朝はやはり孤独な男だったが、夕方になるとキツネや鳥の食べ残しになった。梁が折れ、三脚がひっくり返って食べ物がこぼれ、船は転覆して沈み、二度と回復することはありませんでした。一般的に言えば、これは俗悪な人々が盲目的に追求し、追い求めるものであり、これこそが賢明で啓発された人々を落胆させ、悲しませるものである。したがって、道の深遠な原理を理解する者は、紹や夏のような壮大な音楽を沈黙させ、文学的な優雅さで柱を隠します。彼らは野生のガチョウのように羽ばたき、葦を口にくわえて自衛する必要もなく、崑崙の五つの地域の遺跡の上を舞い上がった。彼らは、鱗や角を使わずに隠す冬眠中のドラゴンのようなもので、防御のために洞窟に頼る必要はありません。彼らは高い地位に就いても、傲慢なタカのように怒鳴らず、地位を失っても、龍のように悔やまない。誰もこの状態を真に理解することはできない。なぜなら、神秘の道は広大で空虚だからだ。