『後漢書 劉儒伝』第76巻より抜粋した原文と翻訳

『後漢書』は、南宋代の歴史家・范業が編纂した年代記形式の歴史書である。『二十四史』の一つで、『史記』『漢書』『三国志』とともに「四前史」と呼ばれ、主に東漢の195年間の歴史を記録している。次の Interesting History 編集者は、皆さんと共有するために関連コンテンツを用意しました。

『後漢書 劉儒伝』の原文と翻訳

オリジナル：

劉菊は、名を叔芳といい、沛国蕭の出身であった。彼の叔父の光は舜帝の治世中に文部大臣を務めた。朱は若い頃から高潔な人であったが、父の叔遼が出世できなかったため、県や郡の役職を辞任した。太衛朱充と太夫桓炎は彼の志と義を賞賛したので、朱遼は官吏によって参議に任命され、朱は孝行で清廉な官吏に選ばれた。

彼は後に雍丘の知事に任命され、そこで人々に礼儀と謙虚さを教えました。孝と義に欠けていた人々は皆、啓発され、自らを改めました。民衆の間で争いが起こると、朱はしばしばその争いを前面に出し、民衆の話を聞き、怒りは大目に見るべきだ、郡役人は介入すべきではない、民衆に家に帰って考えさせるべきだと警告した。訴訟当事者たちはこれに感動し、全員が立ち去った。道中で何か落とし物を見つけたら、みんなで持ち主を探すのです。彼は郡で4年間働いたが、母親の病気のため辞職した。

その後、太守胡広は朱の徳と清廉さを称賛し、4度目の尚書令に昇進させた。朱は生まれつき明るくて率直な性格で、権力者とうまく付き合うことができず、梁冀将軍の寵愛を失い、常山の太守に任命されたが、病気のため辞任した。当時、季の義兄である孫志が沛の太守を務めていた。菊は自分が危害を受けることを恐れ、故郷に帰る勇気がなく、彭城の友人のもとに住んでいた。 1年以上経って、少しは理解してくれるだろうと期待して、やめました。彼は中郎（皇室長官）に昇進し、後に尚書令（皇族大臣）、太昌（礼大臣）となった。

延熙4年、黄瓊に代わって太元帥となった。瓊は再び司空に任命され、瓊、司徒仲浩、瓊は協力して政務を補佐し、名臣として知られた。当時、災害や異常事態が相次いだため、王都監察官は三公爵を弾劾した。尚書朱牧は、毗らを良き補佐官として讃え、商の唐王と商の高宗皇帝が臣下を罰しないという原則を強調した書状を提出した。皇帝はこれに気づかず、結局蛮族の反乱により解任された。後に太中大夫に任命された。

霊帝の治世の初めに、彼は周敬に代わって大元帥となった。朱は再び尚宮に任命された。彼が召集した者は皆、高徳な学者ばかりであった。彼は県や郡とは何の関係もなく、忠告には従順で黙っていた。彼はしばしば資金の削減に携わり、日々の配給を免除されていた。彼は自分の骨を懇願した後、自宅で亡くなった。

（『後漢書』第76巻より抜粋）

翻訳：

劉菊、敬称は淑芳。彼は沛国蕭県の出身であった（当時の漢代には郡と国が併存しており、これは封建国家の名称であった）。彼の叔父である劉光は、漢の舜帝の治世中に文部大臣に任命された。劉儒は若い頃、道徳心が高かったが、叔父の劉遼がまだ官吏ではないと考え、州や県の官吏の命令（官吏になる）を拒否した。朱充大司令と桓炎大師は彼の意図と適切な行動を賞賛した。これが、叔父の劉遼が公爵に召し出され、参議の地位を与えられた理由です。その時初めて、劉儒は孝行で清廉な官吏として推薦されることに同意しました。

劉壽は次第に永丘県の県令に昇進し、儀礼や道徳を用いて地元の人々を教育した。孝行や仁を理解しない人々は影響を受け、自らを正した。人々が争いや訴訟を抱えていたとき、劉壽はしばしば彼らを自分のところに連れてきて、直接諫め、教えた。劉壽は、恨みや怒りは我慢できるものであり、県政府に苦情を申し立てる必要はないと考え、彼らに立ち返って自分を振り返るように求めた。訴訟を起こした人々は彼のやり方に影響され、いつも争いや訴訟をあきらめて立ち去った。誰かが道で何かを拾ったら、持ち主を探そうとした。劉壽は永丘県の役人として4年間務め、後に母親の死を理由に辞職して戻った。

その後、太衛胡広は劉夘を高潔な人物として推薦し、彼は4回連続で上書陵に昇進した。劉夘は明るく清廉な性格で、権力者に媚びることはなかった。そのため、将軍梁毅の意に反し、首都から降格されて常山の宰相に就任した。劉夘は病気のため辞職した。当時、梁毅の妻の弟である孫志が沛州の宰相を務めていた。劉夘は彼の迫害を恐れ、故郷の沛州に戻る勇気がなく、友人とともに彭城に避難した。1年以上経って、梁毅は徐々に劉夘を理解し、劉夘を迫害しなくなった。劉夘は中郎司に任官され、後に上書に復帰した。彼は後に宗正、太昌に昇進した。

延熙四年、劉夘は黄瓊に代わって大元帥となり、黄瓊は再び工部大臣に就任した。劉夘、黄瓊、司徒仲松は協力して国の政務を補佐し、名臣と呼ばれた。この頃、国内で次々と災害や異変が発生し、帝都の警視はこの機会を利用して劉夘と黄瓊を弾劾した。シトゥ、ジョン、ソンの3人です。尚書朱牧は皇帝に手紙を書き、劉儒らを有徳な臣下として賞賛し、商の唐高宗が臣下を罰しなかった高潔な正義を示した。皇帝は自分の誤りに気づかず、結局劉儒を夷爾の罪で罷免した。後に劉儒を再び中大夫に任命した。

霊帝の治世の初め、周景に代わって劉夷が太元帥となった。劉夷は三公の一人でもあった。彼が推薦し、採用した人々は、すべて高名で徳の高い儒学者であった。周県の役人と親しくならず、助言を与えるときは、主に従順な言葉と暗黙の説得を用いており、そのほとんどは皇帝に理解され、採用された。後に、彼は食糧問題で再び解任され、引退を願い出て自宅で亡くなった。