【旧唐書・苗金卿伝】 苗金卿原文・訳、上当湖関より

旧唐書

オリジナル：

苗金卿は上当湖関出身で、儒学者として知られていました。金青は幼い頃から勉強熱心で文章も得意だったため、壬氏に昇進した。開元24年、人事部の孫帯郎中とともに中書社人に任命された。二十七年、職権により人事省の選考事務を担当した。金青は謙虚で温厚な性格だった。誰かが良い官職をめぐって訴訟を起こしたとき、たとえその訴訟が何千語にもわたり、非常に厳しいものであったとしても、金青は常に寛容で、少しも怒りを見せなかった。

29年人事大臣に就任。典宣以来の5年間、政府は緩み、多くの官吏が機会を捉えて汚職に手を染め、賄賂が横行した。当時は国は平和で、毎年1万人以上が選挙に参加していました。李林甫は朝廷を管轄する国書記官であり、官吏の選任を金青とその同僚の宋堯に任せていた。選考対象となる候補者が非常に多いため、毎年、他の役所からも知識のある役人を任命し、共同で書類を審査して決定し、書類が真実であることを確認しています。天宝二年の春、張怡寧の子で検閲長の石が立候補した。金青と堯は怡寧がちょうど皇帝の寵愛を受けたばかりだったので、皇帝を喜ばせたいと思い、64人を審査して選び、石を筆頭に甲乙丙の3類に分けた。誰もが、Shi が本を読まないことを知っており、彼については多くの議論がありました。蘇小雲という男がいた。彼はかつて樊陽の冀の知事を務めていた。彼は安禄山に仕え、事の顛末を報告した。廬山は特に寵愛を受けており、謁見する機会も少なかったため、報告を行った。玄宗は科挙の合格者全員を集め、華僑楼で直接試験を行った。10人中、合格したのは1、2人だけだった。しかし、石は試験用紙を手に持ち、一日中一言も書かなかった。当時、彼は「易柏」と呼ばれていた。皇帝は怒り、金青を安康県知事に、姚を武当県知事に、張毅を淮陽県知事に降格した。勅令には「子供を家庭で教育することは許されない。選抜と任命に関しては、他人に委ねなければならない」とあった。当時の学者たちは皆、これを冗談だと思った。

計画に盛り込まれるので帰国の嘆願書を提出しました。湖関に到着すると、私たちは郡門に向かって歩きました。小役人は進み出て言った。「知事は地位も高く、徳も高い。卑下すべきではない。」晋の大臣は言った。「礼記には『官庁に入るときは馬に乗って道を行く』と書いてある。それに国は親であり、敬うべきものだ。何を言っているのだ。」彼は村人たちを集めて数日楽しく酒を飲んでから去って行った。彼の給料のさらに3万元は、地元の学校が子供たちを教育するための資金として使われた。

廬山が反乱を起こすと、金青は山谷に逃げ、南の錦州に向かった。粛宗皇帝は鳳翔に到着すると、自筆の勅書を出して金青を朝廷に召還し、即日左宰相に任命して軍事と国家の諸事について諮問させた。金青は優しく、誠実で、慎重な人物でした。国を治める上での重要な問題に集中し、小さな失敗は気にしませんでした。どこへ行っても利益をもたらしました。魏の人々は彼を惜しみ、彼の徳を讃える記念碑を建てた。彼は天秤を握っているときは用心深く、慎重であり、決して誰かの希望に反することはなかった。彼は生まれつき聡明で、国事に精通し、各部署の文書や記録に通じていた。彼は修行して地位を守り、知恵で身を守った。人々は彼を漢代の胡広にたとえた。永泰元年4月に死去した。

（『旧唐書・苗金卿伝』より抜粋）

翻訳：

苗金青は上当郡湖関の出身で、彼の家系は代々儒教で有名でした。苗金卿は若い頃、勉強熱心で文章を書くのが得意で、科挙にも合格した。開元24年、人事部郎中の孫帯とともに中央書記局書記を務めた。開元27年、苗金青は中央書記処書記として、人事部の官吏の選抜事務を一時的に担当した。苗金青は謙虚で温厚な性格だった。選考に参加する人が良い官職を求めて訴えたとき、たとえ何千字も書いたり、非常に厳しい口調や表情で話したりしても、苗金青はいつも恨みの表情を浮かべることなく、それを容認した。

開元29年に人事大臣を務めた。彼は5年間、役人の選抜を統括しました。彼の政策は非常に緩やかで、多くの役人が機会を捉えて悪事を働き、賄賂が横行しました。当時は国内が平和で、毎年1万人以上の官僚が選考に参加していた。李林甫は尚書を務め、朝廷で絶対的な権力を握っていた。彼は官吏の選任を、自分と同格の苗金卿と人事部副部長宋瑶に任せていた。選抜に参加する役人は多く、毎年、他の知識豊富な役人が任命され、選抜に参加する役人の書道や文学の技能を審査し、現実的であるよう努めました。天宝二年春、検閲官張毅の息子張時が選抜に参加した。唐の玄宗皇帝に高く評価されていた張毅を、苗金卿と宋瑶は寵愛し、従おうとした。選抜には計64人が参加し、甲、乙、丙の3等級に分けられ、張時がA級にランクされた。人々は張石が勉強をしていないことを知っていたので、そのことを噂した。蘇小雲という男がいた。彼はかつて樊陽の冀県の知事を務め、安禄山に仕えていた。彼はこの件について安禄山に詳しく話した。安禄山は当時、玄宗皇帝の寵愛を受けており、決まった日程で謁見することはなかった。安禄山はこの機会を利用して、玄宗皇帝にこの件を報告した。玄宗は合格者全員を華厳塔に招集して個人試験を行なったが、合格したのは10人中1、2人だけだった。張石はテスト用紙を手に持ち、一日中一言も書かなかった。当時の人々は彼を「易柏」と呼んだ。玄宗は激怒し、苗金卿を安康県知事に、宋瑶を武当県知事に、張毅を淮陽県知事に降格した。玄宗は「家庭では息子を教育できないのに、官吏を選ぶときは他人に贔屓をさせる」という勅令を出した。当時の学者たちはこの件を笑いものにした。

苗金青さんは、審査を待つために北京に向かおうとしていたちょうどその時、故郷を訪問したいという嘆願書を提出した。湖関に到着すると、彼は郡門を見て歩き始めた。小役人は言った。「殿様、あなたは知事であり、とても尊敬されています。自分を卑下してはいけません。」苗金青は言った。「『礼記』には『王の門に着いたら車から降りなければならない。王の馬を見たらお辞儀をしなければならない』と書いてあります。また、故郷に帰ったら敬意を表すべきです。何を言っているのですか。」苗金青は村人たちと集まって楽しく酒を飲み、数日後に出発した。彼はまた、故郷の子供たちに教育を施すため、地元の学校への資金として給料から3万元を引き出していた。

安禄山が反乱を起こしたとき、苗金卿は逃亡して山谷に隠れ、南の錦州に逃げた。唐の粛宗皇帝が鳳翔に着くと、自ら勅書を書いて苗金卿を召集し、即日左宰相に任じられ、軍事や国事の相談もすべて彼に任じられた。苗金卿は寛大で、正直で、思慮深い人物でした。彼は大局的な観点から政務を扱い、些細な間違いで人を責めませんでした。彼が行くところはどこでも、民衆に利益をもたらしました。魏の人々は彼を惜しみ、彼の徳を讃える記念碑を建てた。彼は首相になったとき、慎重かつ用心深く、決して他人の意向に反することはなかった。彼は生まれつき聡明で機転が利き、事務に精通しており、各部署の公文書を一目で理解し、修身によって官職を守り、知恵で身を守った。彼について語る人は、漢代の胡広に例えた。永泰元年4月に死去した。